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1級建築士・2級建築士の受験資格。通信制大学・通信講座。

建築士は今後も需要がある職業なの?

建築士の需要・将来性

人間が暮らしていく上で、住まいは必要です。

そのため、日本において建築士は、将来性が高い職業とされてきました。

しかし、これからの日本を考えたとき、今後も同じように需要があるとは言い切れません。

日本人のライフスタイルの変化

現在の日本は、超高齢化社会です。

65歳以上の高齢者が増え、出生率の低下から少子化も進んでいます。

今後の日本は人口が減り続けると予想され、住宅需要も低迷すると考えられています。

また、建築士の需要が低迷する理由は、日本人の生活スタイルが変化していることも無視できません。

以前までの日本人には、結婚し30代ぐらいになると、一戸建てのマイホームを購入するのが理想という考え方がありました。

しかし、現在の日本人は一戸建てのマイホームを購入することが、必ずしも理想とは考えていません。

一戸建てには、メンテナンスや簡単に引っ越せないなどのデメリットがあるので、マンションなどの集合住宅を選ぶ人々が増えています。

また、現在は以前のように、大学を卒業したら正社員として働けると限りません。

大学を卒業しても正社員になれず、低賃金で働く非正規社員が男女共に増えています。

若い世代の多くにとっては、住宅は買うものではなく、借りるものといった考え方も増加中です。

建築士の需要が今後は低迷すると考えられるのは、日本人の生活スタイル、考え方の変化も無関係ではありません。

建築士は将来性あり!

建築士の将来性について。

日本の住宅は、これまで安く大量に作ることが求められていました。

しかし、現在の住宅に求められているものは、長く住み続けられることです。

一代限りではなく、子や孫まで長く暮らせる住宅が求められています。

そのため、耐久性を高める工法や建材を使用し、生活スタイルの変化に合わせて、簡単に間取りを変えられる住宅も存在しています。

さらに超高齢化社会の今、バリアフリー化は住宅の最重要課題です。

高齢者が暮らしやすくなるバリアフリー化はお年寄りのものだけではなく、全ての世代が暮らしやすい住宅とされています。

他にも現在の日本の住宅には、耐震や免震、エコなど、以前にはなかった考え方が求められています。 建築士が今後も生き残るためには、こうした考え方に対応できるかが焦点でしょう。

多くの人が現在求めること、さらにその先に求められることに対応できる知識をいち早く習得することによって、全体の需要が低迷しても生き残ることができます。


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