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1級建築士・2級建築士の受験資格。通信制大学・通信講座。

建築士試験の難易度、難しい?簡単?

建築士には1級、2級と木造建築士の3つの資格がありますが、総じて建築士の資格は難易度が高く、合格にはかなりの勉強と実力が必要になってきます。

2級建築士試験の難易度

まずは2級建築士から見ていきましょう。

2級建築士の受験は学歴や実務経験によって異なりますが、割合的には高校か大学で建築に関する学歴を有する人が多くなっています。

実務経験だけで受験することも可能ですが必然的に年齢が高くなってしまい、人数的にも学歴による受験資格取得者から比べると少数派になります。

試験はまず学科が行われ建築に関する知識を問われます。学科試験の合格者のみ設計製図の試験に進むことができます。

学科試験の合格率はその年によって多少のばらつきはありますが、おおむね30%台となっています。

学科試験を合格した人たちが臨む設計製図の試験ではおおよそ50%台でその合格率が推移しています。

両者に合格して2級建築士となれるわけですが、総合した合格率は20%台ですのでおおよそ5人に一人しか合格できない難関となっているのです。

合格者の属性は建築技術教育普及センターから明らかにされており、受験資格別では学歴のみの受験資格で合格した人が約7割と圧倒的にその割合を占めていて、高校、できれば大学で建築を学ぶことが2級建築士には最も近い道であることが示唆されます。

1級建築士試験の難易度

次に1級建築士の合格率です。

1級建築士も学科試験と設計製図の試験があり、学科試験を合格しなければ設計製図の試験には進めません。

そして、2級建築士以上に難関となっています。

まず学科試験ですが、なんとその合格率は10%台後半で推移しており、20%に満たないのです。

受験資格は実務経験がどの受験資格で受験するにしても必要であり、決して経験の少ない人がたくさん受験しているわけではありません。

それでもこれほどに難しい試験となっています。

さらに、設計製図の合格率は40%程度で、厳しい学科試験で合格した優秀な人たちが受験しても半分も合格できない状況にあります。

総合した合格率に至っては10%を少し超える程度であることがほとんどで、おおむね1割の合格率といったところです。

これを見ただけでいかに1級建築士が難しい試験かがわかりますし、何回も何回もチャレンジしてやっと合格できる、とても重い資格であることがわかります。

いずれにせよ、まず建築士になるには学科試験に合格することが合格への難関であり、まずは学科試験の対策をしっかりと行っていかなければなりません。

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